tokyo
tokyo

新しいものからヴィンテージのファッションまで最高峰のセレクト眼を持つ街。-Poggy

Tokyo Essence

By Poggy

@poggytheman

東京をいくつかのキーワードで言えば、どのような都市でしょうか?

ファッション、オタク、24時間眠らない街、便利すぎる、などなど。

東京はあなたにとって、どのような場所でしょうか?

服が大好きな僕にとってはたまらない場所です。

あなたの考える、東京とそのカルチャーの全てが凝縮された場所はありますか? 

各エリアごとに点在しているので言い切るのはなかなか難しいのですが、強いてあげるのなら渋谷パルコやなどでしょうか。

またその場所がなぜ特別なのか教えてください。

渋谷パルコは1970年代からファッションだけでなくアートや音楽、映画なども含めてカルチャーとして提案してきていて、2001年にはKAWSの初めての大きな個展も開催しています。もちろん今でもアートには積極的で、ゲーム、食などもいろいろと体験できる場所です。中野ブロードウェイは僕も定期的に行きますが、アート、アニメや漫画、アンティークウォッチなどが凝縮されているとても面白い場所です。

インスピレーションを探すときや、ユニークなものや新しいものを見つける時はどこに行きますか?

特にここという場所はありませんが、古着を見て触ったり、ギャラリーでアートを見たり、レストランで食事をしたり、いろんなことがインスピレーションに繋がっています。

現在の仕事をやりたいと決めたのはどこでしたか?またそれは何がきっかけだったのでしょうか?

90年代半ば、出身地札幌にて。ミュージシャンやプロスポーツ選手になりたいと思った時もあったけれども自分には全く向いてなくて、ファッションだったらいけるんじゃないかという、最初は軽い気持ちでした。

自身の関わる分野のどこが特別だと感じますか?

人が自信を持つことができるようになったり、幸せになるサポートが出来ること。

この分野が過小評価されている、あるいは認知が足りていないと感じますか?

サステナブルに対してはまだまだだと感じることもあり、日本では逆に過大評価されてしまっているのかもしれないですね。

 

Poggy’s favorite items 

Poggy’s favorite spots 

Food and Inspiration

By Natsuko Shoji

@natsuko.ete

東京をいくつかのキーワードで言えば、どのような都市でしょうか?

「がむしゃら」、「生きるか死ぬか」

東京はあなたにとって、どのような場所でしょうか?

クリエイションを止めることを許さない場所。

あなたの考える、東京とそのカルチャーの全てが凝縮された場所はありますか? 

été (自分の店)、2g Tokyo

またその場所がなぜ特別なのか教えてください。

été : 食とアートというワードはよく耳にするけども、真の意味でそれを体感できる場所だから。
2g Tokyo : 短いスパンで最高にイカした作品が集い、後ろ髪惹かれる隙もなく入れ替わっていく。逃したら”Tokyo “に置いてかれるんじゃないか。そんな気持ちにさえなる場所だと思います。

インスピレーションを探すときや、ユニークなものや新しいものを見つける時はどこに行きますか?

インスピレーションは、頭がパンクするまで、神経をすり減らしながら仕事をする。そしたら突然に降りてくる。京都へいって何百年続く歴史ある技術に触れ、その職人に直接会いに行くこともあります。

現在の仕事をやりたいと決めたのはどこでしたか?またそれは何がきっかけだったのでしょうか?

中学校の時、家庭科の授業でシュークリームをつくり感動して自宅でもつくり友達に配りました。食べた友達からなっちゃんはシュークリーム屋になったほうがいいと言われて、それがきっかけで今に至っています。

自身の関わる分野のどこが特別だと感じますか?

生産者が一年を通してつくりあげたモノが集まって一つのマスターピースが出来上がること。

そしてなぜそれが人々の注目に値すると思いますか?

食はそれが人の血となり肉となり、エネルギーを与えてくれる。ファッションは脳みその栄養を与えてくれる。心と身体、どちらが欠けても生きていけないほどその二つは重要であるから。

この分野が過小評価されている、あるいは認知が足りていないと感じますか?

それはとても感じていて、そのせいで職人の環境が潤わず、職人の数が減少していっていると思います。

 

Natsuko’s favorite items 

Natsuko’s favorite spots 

The Art of Tokyo

By Satoru Arai

@satoruarai

東京をいくつかのキーワードで言えば、どのような都市でしょうか? 東京はあなたにとって、どのような場所でしょうか?

東京は巨大すぎて語れません。原宿と世田谷は大好きな町であり、ホームです。

あなたの考える、東京とそのカルチャーの全てが凝縮された場所はありますか? 

一箇所に全て凝縮している場所は思い当たらないですね。
エリアでいえば渋谷区神宮前のキャットストリート周辺。今の東京のアート、カルチャーを感じられる場所だと思います。

インスピレーションを探すときや、ユニークなものや新しいものを見つける時はどこに行きますか?

アート観賞、ライブ、友人と食事、野外活動に行きます。

現在の仕事をやりたいと決めたのはどこでしたか?またそれは何がきっかけだったのでしょうか?

20代前半から現在に繋がる活動をしていました。ミューラルの企画やアートイベントなど。
en one tokyo代表の西本と出会って、彼と何か一緒にやりたいと強く思った。それが24か25歳で出張先の中国で思い立ちましたw

自身の関わる分野のどこが特別だと感じますか?

アーティストが生み出すエネルギー”作品”に関われることが素晴らしいと思います。

そしてなぜそれが人々の注目に値すると思いますか?

ここ数年は日本でもアート業界が盛り上がりを見せていて、カルチャーと密接な繋がりをもったアーティストが注目を集めているのでそういった面も面白いと思います。

この分野が過小評価されている、あるいは認知が足りていないと感じますか?

ここからさらなる盛り上がりを期待しています。

 

Satoru’s favorite items 

Satoru’s favorite spots 

Tokyo Then and Now

By Nobukazu Kishi

@nobukazu_kishiii

東京をいくつかのキーワードで言えば、どのような都市でしょうか?

移ろい易く軽薄な情報が溢れる一方、慎み深く繊細な心遣いにも触れ合える都市。

東京はあなたにとって、どのような場所でしょうか?

情報収集に事欠かない、せわしないライフスタイルを過ごせる場所。情報に晒されて疲れたら、自宅にこもって読書三昧・DIY三昧。

あなたの考える、東京とそのカルチャーの全てが凝縮された場所はありますか? またその場所がなぜ特別なのか教えてください。

約20年前の駒沢「バワリーキッチン」とか。当時はレペゼン東京のクリエイターが日参していた印象。現在でも今年元日の深夜にたまたま立ち寄ったら、スケシンさん(「C.E」のデザイナー)と立花ハジメ (バンド プラスチックスのメンバー / グラフィックデザイナー)さんが会合する傍ら元ハニカムの鈴木さんにも遭遇。もしくはギャラリーやブランド主催のレセプションパーティー。原宿や渋谷界隈で催される金曜夜のレセプションパーティーには、若者を中心にクリエイター諸氏が群れをなす。

そして2004年に南青山で開催されたナイキダンクのエキシビジョン「WHITE DUNK」は、東京のストリートカルチャーを凝縮した歴史的瞬間だったと思う。1990年に芝浦ゴールドで開催された「STUSSY NIGHT」はまたそれとは違った意味で重要な瞬間だったろうが、僕らにとってはその後継の2000年や2005年に開催された「STUSSY WORLDTRIBE」の方が実体験としてリアルだ。

インスピレーションを探すときや、ユニークなものや新しいものを見つける時はどこに行きますか?

特に刺激を求めて出掛けるといったことはないが、書店で立ち読みしてると何かしらのヒントに出会ったりする。

現在の仕事をやりたいと決めたのはどこでしたか?またそれは何がきっかけだったのでしょうか?

1993年の東京・神保町、祥伝社「Boon」編集部にて。大学3年生の春から専ら編集部で社会勉強に明け暮れ、卒業後も居着いてしまった。二十歳そこそこの若者にとってそれまでの人生で出会ったこともないような風変わりな編集者に囲まれて過ごした新人ライター時代。なかでも93年11月号『ナイキエア特集』が僕とスニーカーカルチャーを深く結びつけるきっかけに。マニアックな価値観を伝播する歓びを知り、その虜になっていた。

自身の関わる分野のどこが特別だと感じますか?

スニーカーは音楽やファッションやアートなど様々なカルチャーと融合できるメディアであり、その表現自体に次々と革新が起きている。情報のサイクルも早く刹那的な印象がある一方、伝統的な価値観も有しているのが面白い。

そしてなぜそれが人々の注目に値すると思いますか?

一般的には、日常生活を過ごすのに最も快適な履物として認知されているが、スニーカーヘッズにとってはQOL(クオリティオブライフ)を左右する糧であり、投機目的の不心得者と対峙する日々是決戦と言える。

この分野が過小評価されている、あるいは認知が足りていないと感じますか?

むしろ過大評価されていると思う。マイケル・ジョーダン本人が試合や練習で使用した実物ならまだしも、ただ生産数が少ないというだけで現行の商品が販売価格の10倍も20倍もする現象には違和感を覚えます。

 

Kishi’s favorite items 

Kishi’s favorite spots 

The Yamanote Line

By Masayuki Ino

@__doublet__

東京には山手線と呼ばれる路線があり、東京中心部を円状に走っています。駅間の間隔はたった1.2kmほどなのに、駅ごとにカルチャーが違っていて、地域ごとにそれぞれ特徴や個性があるのがとても面白いです。古い伝統重んじるところもあれば、トレンドを追いかけているところもある。自然と隣接するさまざまな文化が受け入れられています。格闘技みたいにないまぜになった感じが、東京の創造性を生んでいるのだと思います。

東京のファッションについてもっと話すと、インターネットの発達以前は、幅広いファッションスタイルがカルチャーから生まれていました。そして、そのスタイルの影響を受けた人々が、さらに幾度となく新しいスタイルを生んできました。外国人の視点からは、このスタイルとファッションの混在は個性的に見え、東京のファッションスタイルとして認知されているのかもしれません。

ただ、ここ数年は目にしたり触れたりする情報が膨大で、トレンドの移り変わりが激しくなっています。みなが同じトレンドやスタイルを追いかけるという特徴は、消え去ったと感じています。それでも、急速なトレンドや情報の変化に慣れた若い世代が、少しずつ個性的な独自のスタイルを形成しつつあるのも事実です。今後の東京のファッション史の展開に期待しています。

tokyovitamin's Sounds of Tokyo

By Vick Okada

@vickokada

このプレイリストは、渋谷や原宿というお店とおいしいものとイベントのある東京中心部を歩いたり、自転車を走らせたりするときの僕の感覚をよく表しています。この一帯でほとんどの時間過ごしているので、身の回りで身近に起こっていることや、この街の人々の話題をそのまま写し取った歌になっていると思います。服やスニーカーと同じように、日本の音楽はたびたびいろんな国、なかでもアメリカと影響を与えあってきたと思います。

それに、これらのアーティストは僕からするとインターネット世代を代表していて、他のどの国でもそうなように、日本の音楽、ファッション、映画、SNSで共通したカルチャーを受け入れて育ってきている。彼らの音楽が、音質はアメリカのものともっと地続きに聞こえるのに、それでも独自の要素を特に日本語を使うことで保っているのは、そのせいだと思います。

StockX Tokyo Mix

The Nike Air Woven & Ice Cream Skate Team

By Jimmy Gorecki

@jimmygorecki

ファッションやストリートウェア、とりわけスニーカーについて考えるとき、当初のモチベーションの一部として、変に聞こえるかもしれませんが、いつも最初に思い出すのはナイキのエアウーブンです。ティアゼロ以前のモデルとか、そういった特別な種類の靴はどれも羨望の的でした。もしかしたら誰かから聞いたのかも知れませんが、自分の頭の中の想像や空想では、この靴は日本発で、そこでしか手に入らないことになっていました。ガラスでできた、どこかの小さくひっそりとしたボックスストアで売られていて、そこではたった一種の靴しかなく、それがウーブンの特定のカラーなんじゃないかと。自分の中ではそんな感じで始まりました。

実際には、ベイプとNIGO(ニゴー)、そして個人的にロサンゼルスに行ってファレルとの関係性を通してそのつながりを見ることができたのが、日本のカルチャーについての心温まる思い出です。今日にいたるまで日本を訪れたのはそれきりで、そんな風に体験できたことはずっと特別な思い出として残るでしょう。近いうちぜひ娘を連れていって、日本のエネルギーや文化を体験させたいと思っています。娘も妻も大喜びするに違いないから。

The Visvim Hanami

By Chris Gibbs

@chrisunion

日本では最も大きな祝い事の一つが桜の季節にあり、年に1回、何週間かにわたって日本中がその季節を祝うことに夢中になる。老いも若きも貧富の差もなく、みなが一緒になって桜の木が密集しているところであればどこでも集う。「花見」と呼ばれるこういったパーティーをしばしば(桜の木のある)公園で開催し、大抵は夜の公園で友達と食べ物やゲーム、大量の酒を持ち寄り、飲んで浮かれて酔っ払う。私もある年、花見に招待される機会に恵まれ、それがVisvim(ビスビム)のスタッフの花見だった。ヒロキ〔注.ビスビムのデザイナー兼創業者、中村ヒロキ〕は公園で大きなペルシャ絨毯を広げて、江戸前寿司に特化しているお気に入りの板前の寿司(これについてはまた別の機会に)をケータリング。飲んで食べて、私にとっては最良の夜遊びの思い出となった。花見のときにするゲームは、西洋でのキャンプファイヤーゲームを思わせる。その起源はサムライが待機中の暇つぶしにしていたゲームにあると聞いた。