TEAM WANG IPO（新規商品公開）™の全貌

今回のIPOは、まさに世界的現象となりました。ジャクソン・ワンは国際的に知られたミュージシャン、クリエイター、ファッションアイコンで、人気沸騰中のマーチャンダイズブランド「TEAM WANG」は、世界中にファンを獲得しています。IPOカプセルのアイテムはすべて、ホワイトとゴールドの配色で登場。ホワイトはTEAM WANG初の新色となります。ゴールドの「TEAM WANG」ロゴが施されたホワイトベースのTシャツ、シルバー調の金具付きのホワイト＆ゴールドのベスト、ジャケットとパンツが上下セットになったTEAM WANGトラックスーツの限定3アイテムで構成。ベストはワンサイズ、Tシャツとベストは2種類のサイズ展開。それぞれ各1000点限定で、今回のみの特別発売となりました。

StockX IPO™ の仕組み

StockX IPOでは、匿名での競り下げ方式で商品の価格が決定します。従来の株式市場において、新規公開株（IPO）の値決めに使われているのと同じ仕組みです。

匿名の競り下げ方式では、手始めにそれぞれが購入したいと思う金額で商品に入札します。それで完了です。

入札はすべて匿名で行われ、他の人の入札額が分かることも、自分の入札額が見られることもありません。参加者に分かるのは、商品解説と品数、そしてすでにあった入札の件数だけです。

面白いのは、IPO終了後の価格の決め方です。当選者には一律、同額の「最低落札額」が請求されます。最低落札額を決めるには、入札額の高い順に各アイテムの提供数だけマッチさせるだけです。つまり、あるサイズの商品が10点ある場合、最高入札額から10番目のお客様までが当選することになります。そして、10件のうち一番低い落札価格が、最低落札額となります。

たとえば、入札上位10件1000ドルから順に、800ドル、700ドル、600ドル、500ドル、400ドル、350ドル、300ドル、250ドル、そして一番低い落札額が200ドルだったとします。この場合、200ドルが最低落札額となり、10名の当選者は全員200ドルのみ請求されます。最高額の1000ドルでの入札者でさえ、200ドルしかかかりません。

全員が最低落札額を支払うことになるので、当選者の大半が購入希望額以下で商品を手に入れることになります。匿名の競り下げ方式がすばらしいモデルなのは、このためです。

今回のIPOの結果

StockXのマーケットプレイスで実施された4日間のTEAM WANG IPOでは、最終的に1万件以上の入札を集めました。まさに世界的なリリースであり、これまでのStockX IPOのなかで、アメリカ国外からの入札者の割合が過去最高となりました。前回のIPOでは、アメリカ国外の入札者は全体の20〜30％ほどでしたが、TEAM WANG IPOでは40％を超えました。世界56ヶ所の国と地域から入札があり、アメリカを除けば中国・日本・ドイツ・イギリスが最も高い入札数を誇りました。今回の入札者の幅広さと地理的な多様性は、TEAM WANGの魅力が世界で通用することを示しています。

最低落札額はアイテムとサイズによってまちまちですが、IPO全体で当選者が支払った最低落札額は、平均で168USドルでした。落札額の最高値は、TEAM WANG トラックスーツ（サイズ2）の250USドルで、最安値をつけたのは TEAM WANG Tシャツ（サイズ2）でした。

注．上述のように、今回は世界規模のIPOで、複数の異なる通貨で入札がありました。IPO終了後、入札はすべて当日の換算率で現地通貨からUSドル（$）に変換しています。変換後に入札額の高かった順に並べ、その順番をもとに最低落札額を決定しています。話を簡単にするため、この記事では金額をすべてUSドル（$）で表記しています。

最低落札額の決まり方を分かりやすくするため、以下の図表では最終的に落札額が117.91USドルとなったTシャツ（サイズ1）の入札分布示しています。

なにより魅力的なのは、当選者の大部分が購入希望額以下で購入できたことです。匿名での競り下げ方式という独特な価格設定方法によって、落札額はどれも当選者の圧倒的多数の入札額を、ときに大幅に下回る形となりました。

みなが得するIPO

IPOモデルには、従来の小売価格にない大きな利点があります。利用者には誰でも購入希望額か、多くの場合はそれ以下で欲しい商品を手に入れる機会が与えられています。そしてブランド側は、需要の高い商品を公正価格で提供しようとする際のわずらわしさを最小限に抑え、自社商品の本当の市場価値に気づくことができます。つまり、StockX IPOは全員ウィンウィンなのです。

今回のIPOでは、当選者の96％が元の入札額以下で購入することができ、また入札額以上かかった人はいません。TEAM WANGとしても、アクセス過多でサイトが落ちたり、最適な小売価格を設定できたか気に病むことなく、全商品を一挙に完売することができました。そしてIPOが終了した今、当選者はその足で商品をStockXで売りに出すこともでき、当選し損ねた人やIPOを見逃した人も、公平な市場価格で購入することができます。この記事の執筆稿時点で、すでにTEAM WANG IPO商品のページでは何十もの積極的な入札があり、入札額の多くは元の落札額をはるかに上回っています。9月15日現在までに、TEAM WANG トラックスーツには500ドルを大きく上回る入札が数件、TEAM WANG Tシャツにも500ドル以上の入札が複数ありました。このIPO終了後の二次流通市場での需要の高さが、世界で通用するTEAM WANGの魅力を裏づけています。

なにより、当社のIPOモデルでは、従来の小売発売にともなう多くの不満を避けることができます。購入者はボットと競ったり、何時間も列に並んだり、抽選にエントリーする必要もありません。入札者全員に等しく欲しい商品を手に入れられるチャンスがあり、その手順も公正かつ効率的で、透明性が確保されています。

StockXでは近いうちに、さらに多くのIPOを実施予定です。これから登場する特別なアイテムにご期待ください。