スケートボードの神童、ロバート・ニールは、今の自分の状況をまったく予想していなかったという。これまでの軌跡とそのなかで受けた影響、これからについて思うところをたずねた。
スケートボードは始めから念頭にあったのでしょうか。それとも時間をかけて辿り着いた感じですか。
始めからスケートボードで行こう、って考えてたわけじゃないんです。昔はNBAかNFLの選手になりたいと思っていたので。友達の影響でやるようになって、中学1年の頃からかなり真剣に取り組み始めました。18歳でナイキとスポンサー契約を結んだときに、初めて仕事としてやっていける実感が湧きました。
ご自分のスケートスタイルは以前とどう変わりましたか。自然と進化していったのか、それとも高みを目指して変化を追い求めた結果なんでしょうか。
間違いなく以前と変わりました。毎日の練習の積み重ねで、日々よくなってるんだと思います。僕の場合は友達からヒントをもらったり、他のスケーターの滑りを見ることで自然と。でもスケーターとしてもそれ以外でも、お互い影響を受け合ってますから。
スケボーにはどうしても危険が伴うので、怪我をされたこともあったと思います。そこは想定内で気にしても仕方ないのか、それともそういった失敗や挫折の経験に学びがあったと思われますか。
スケボーに怪我はつきものですね。それを覚悟の上でするんですが、それでも怪我をすればそこから学びます。スケボー愛と情熱があるから、コケてもまた乗れるんです。
滑れないときは、どのように過ごして楽しんでいますか。人生でスケボーと同じぐらい楽しめるものはありますか。
スケボー以外の時間は、家族や友達と過ごすことが多いですね。旅行で地元と違ったいろんな場所を訪れるのもすごく好きです。異文化に興味があるので、できる限りあちこち巡りたいと思っています。
これまでの人生で、自己成長を感じたときはありますか。どんなときで、その成長によってどう変わりましたか。また、スケーティングにもその影響が見られましたか。
人生は日々成長ですが、母が白血病だと知らされた時が間違いなくそうで、かなり落ち込みました。その日を境に、今までの10倍頑張ろうと決めました。母は今も闘病生活中で、これからもできる限り支えていくつもりです。
ペットを飼うと、多少生活スタイルの変化を迫られますよね。小さな命と一緒に暮らすことで、生活はどう変わりましたか。
その通り!(笑)生活が一変しますね。今やワンコのパパで、早起きして餌をやって散歩に連れて行くのが日課になっています。早起きが大変だったんですけど、最近はだいぶ慣れてきました。
スケートボートとのつき合い方について、個人的に最も多く学んだ相手は?
ポール・ロドリゲスですね。彼から教わったのは忍耐。回復までの道のりとポジティブな姿勢を見て、ますますスケーティングが好きになりました。忍耐力があれば、ずっと滑り続けられます。
自分の暮らし方がスケボーの滑りにどう表れていると思いますか。
キレイとかすっきりというのが、しっくり来ると思います。普段からすっきり整理されているのが好きなので、自分のスケーティングやスタイルにもそういう気質が出てるんじゃないかと思います。
StockX is thrilled to welcome Robert Neal.